新労働政策研究会第2回公開セミナーの結果報告です
2024年12月17日(火)13時半から15時、新労働政策研究会第2回公開セミナーをオンラインで開催しました。パネラーの方々のプレゼンテーション、意見交換、視聴者からのご質問等の概要を報告します。
政府の「三位一体の労働市場改革指針」では、キャリア重視の労働市場改革の方向性が示されました。各企業におけるキャリア自律の取組みは、個人のキャリア権(職業生活を通じて幸福を追求する権利)の展開を基礎としています。
しかし、個人のキャリア志向はさまざまです。企業内部の幹部を目指す伝統的キャリア形成にとどまらず、専門的知識・技能の展開を志向するスペシャリスト型、転職を繰り返すテンポラリー型、雇用によらない働き方を志向するフリーランス型といった多様性をふまえ、キャリア自律に向けどう取組むのかが課題となっています。向を意識しつつ、キャリア自律を促進するための様々な支援を行っています。
本セミナーでは、個人・企業のキャリア自律への取組みの実態と課題をテーマに、キャリア権を喧伝する2人の労働法研究者2人(諏訪康雄法政大学名誉教授、鎌田耕一東洋大学名誉教授)と栗田貴祥(株)リクルート就職みらい研究所所長氏に、熱く語り合っていただきました。
セミナー資料等をご覧いただき、キャリア権について、今後の雇用労働政策のあり方について、皆様から広くご意見を頂けると幸甚です。よろしくお願いいたします。
当日の資料はアイコンをクリックするとPDFでお読みいただけます。(セミナー後一部修正あり)
パネラー資料 栗田貴祥氏(当時(株)リクルート就職みらい研究所所長、現在 (株)インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター上席主任研究員)