目次
1.障害者
2.ひきこもり・ニート・フリーター・若年就業
3.高齢者
4.その他
5.「海外状況整理部会」
1.障害者
〇DINF(障害保健福祉研究情報システム)((公財)日本障害者リハビリテーション協会)「世界の動き」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/world.html
(1)国連
〇国連・障害者関係サイト
https://www.un.org/development/desa/disabilities/
〇(国連)障害者権利条約
・障害者権利条約は、障害者の人権及び基本的自由の享有を確保し、障害者の固有の尊厳の尊重を促進することを目的として、障害者の権利の実現のための措置等について定める条約。主な内容としては、(1)一般原則(障害者の尊厳、自律及び自立の尊重、無差別、社会への完全かつ効果的な参加及び包容等)、(2)一般的義務(合理的配慮の実施を怠ることを含め、障害に基づくいかなる差別もなしに、すべての障害者のあらゆる人権及び基本的自由を完全に実現することを確保し、及び促進すること等)、(3)障害者の権利実現のための措置(身体の自由、拷問の禁止、表現の自由等の自由権的権利及び教育、労働等の社会権的権利について締約国がとるべき措置等を規定。社会権的権利の実現については漸進的に達成することを許容)、(4)条約の実施のための仕組み(条約の実施及び監視のための国内の枠組みの設置。障害者の権利に関する委員会における各締約国からの報告の検討)。2006年12月13日に国連総会において採択され、2008年5月3日に発効。日本は、2007年9月28日に、高村正彦外務大臣(当時)がこの条約に署名し、2014年1月20日に、批准書を寄託。同年2月19日に日本で効力を発生。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/index_shogaisha.html
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/right.html
〇障害者権利条約 第1回日本政府報告
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000171085.pdf
〇第1回日本政府報告に関する国連障害者権利委員会の総括所見
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100448721.pdf
〇障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities (CRPD))の国連サイト
〇DISABILITY AT A GLANCE 2021: The Shaping of Disability-Inclusive Employment in Asia and the Pacific
・ESCAP(United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific、国連アジア太平洋経済社会委員会)の報告書。インクルーシブ就業がテーマで、保護雇用(就業)から一般雇用(就業)への流れが強調され、その関連で「社会的企業」も取り上げられている。
(2)ILO
〇Disability and work
ILOの障害者就労問題のポータルサイト
https://www.ilo.org/global/topics/disability-and-work/lang–en/index.htm
〇“An inclusive digital economy for people with disabilities”(2021)
この報告書では、仕事の世界のデジタル変革と、それがインクルージョンの機会と課題にどのように影響するかについて詳しく考察している。
https://www.ilo.org/global/topics/disability-and-work/WCMS_769852/lang–en/index.htm
〇“Labour market inclusion of people with disabilities”
Paper presented at the 1st Meeting of ILO-OECD G20 Employment Working Group 20 – 22 February 2018
https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/—dgreports/—inst/documents/publication/wcms_646041.pdf(0.8MB)
〇“Decent Work for persons with disabilities”(3rd edition,2015)
http://ilo.org/skills/pubs/WCMS_430935/lang–en/index.htm
https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/—ed_emp/—ifp_skills/documents/publication/wcms_430935.pdf(0.8MB)
(3)OECD
〇OECD, “Fitter Minds, Fitter Jobs”(2021)
集約されたメンタルヘルス、スキル、仕事の方針の認識から変化へ
https://www.oecd.org/publications/fitter-minds-fitter-jobs-a0815d0f-en.htm
〇OECD, “Sickness, Disability and Work: Breaking the Barriers -A Synthesis of Findings across OECD Countries”(2010)
翻訳は、「図表でみるメンタルヘルスと仕事 -疾病、障害、仕事の障壁を打ち破る」、明石書店、2012年、岡部史信・田中香織訳。
(注)原著タイトルを忠実に訳すと、「疾病、障害と仕事:障壁を打ち破る-OECD諸国を通じた調査結果の統合報告書-」
(4)EU
〇“Persons with disabilities”
欧州委員会(European Commission)の障害者問題についてのポータルサイト。
https://ec.europa.eu/social/main.jsp?catId=1137&langId=en
〇COWI, Work Research Institute, European Union of Supported Employment,“Supported Employment for people with disabilities in the EU and EFTA-EEA- Good practices and recommendations in support of a flexicurity approach”(2012)
https://digitalcommons.ilr.cornell.edu/gladnetcollect/557/
〇Mallender J, Liger Q, Tierney R, Beresford D, Eager J, Speckesser A, Nafilyan V | | European Parliament, “Reasonable Accommodation and Sheltered Workshops for People with Disabilities: Costs and Returns of Investments”(2015)
http://www.europarl.europa.eu/RegData/etudes/STUD/2015/536295/IPOL_STU%282015%29536295_EN.pdf(5.3MB)
〇EASPD(EUROPEAN ASSOCIATION OF SERVICE PROVIDERS FOR PERSONS WITH DISABILITIES)
欧州障害者サービス提供団体連盟の就労問題のサイト。
(5)独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター
〇諸外国の職業リハビリテーション制度・サービスの動向に関する調査研究(2023年3月(調査研究報告書No.169))
障害・仕事・支援の捉え方の違いと総合化についてまとめている。
https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/h3iskd0000005osz-att/houkoku169.pdf
〇「欧米の障害者雇用法制及び施策の動向と課題」(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター、調査研究報告書 No.110、2012年4月)
ドイツ、フランス、アメリカ、イギリスの障害者雇用法制・施策の最新情報、課題、今後の見通し、我が国の法制・施策への示唆を詳細に解説。
https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku110.html
〇「欧米の障害者雇用法制及び施策の現状」(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター、資料シリーズNo.58、2011年3月)
ドイツ、フランス、アメリカ、イギリスの4ヶ国を取り上げ、関係各国の労働法及び障害者福祉に詳しい専門家により、障害者雇用法制、差別禁止法制、雇用率制度、保護雇用、職業リハビリテーション及び障害者統計の各項目を一覧表にまとめ、それらに詳細な解説を加えたもの。
https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/shiryou/shiryou58.html
〇「障害認定及び就労困難性の判定に係る諸外国の具体的実務状況等に関する調査研究 ~フランス・ドイツの取組」(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター、調査研究報告書 No.154、2020年3月)
障害者雇用促進法第2条の「障害者」の定義に沿った就労困難性による障害認定や、重度障害者を雇用する事業主の経済的負担の調整のための障害重度判定の在り方について、フランスやドイツにおける具体的実務も含めた取組と意義や課題等を総合的に調査分析。なお、フランス、ドイツにおける就労困難性を踏まえた障害認定や重度判定の実務に関係する資料は別途「資料シリーズ」にまとめられている。
https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku154.html
(6)その他
〇「欧州における障害者の中間的就労分野に関する海外視察 -オランダ・ドイツ訪問調査報告書」(日本財団=NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会、2018年)
2018年1月に実施したオランダ・ドイツの海外視察報告書。オランダでは、保護就労作業所への新規流入を特に就労困難度の高い者に限定する一方で、多様な支援措置をつけて、一般労働市場での障害者の大幅な雇用促進をめざす、障害者就労政策の大改革が進行中であり、ドイツでは、国連障害者権利委員会のドイツ政府への勧告を踏まえ、障害者作業所を縮小し、ソーシャルファーム(社会包摂企業)を奨励する見直しを進めている両国の状況を紹介している。
http://zen-a.net/reports/overseas_visits_2018.html
〇「障害者の雇用と所得保障─フランス法を手がかりとした基礎的考察」(永野仁美著、 信山社、2013年)
日本およびフランスにおける社会保障制度の調査・分析により障害者の雇用と所得保障への在り方を検討した研究書で、①障害者雇用政策、②社会保障制度による所得保障、③障害の結果生じる特別な費用の保障の点から調査・検討を行っている。
https://www.shinzansha.co.jp/book/b187579.html
〇「障害者の福祉的就労の現状と課題」(松井亮輔法政大学名誉教授、岩田克彦現(一社)ダイバーシティ就労支援機構代表理事の共編、中央法規、2011年)
第1編で、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、デンマークの「障害者就労の現状と労働法適用状況」をまとめている。
https://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/3535/
〇「EU諸国における社会支援雇用調査報告書」(日本障害者協議会社会支援雇用研究会、2010年11月)
フランス、オランダ、デンマーク、ドイツの社会支援雇用(福祉的就労)の実態と課題を、主として訪問調査により取りまとめたもの。
http://www.jdnet.gr.jp/news/2011/02/hokoku.html
2.ひきこもり・ニート・フリーター・若年就業
〇OECD work on Youth
若者関係のデータ、報告書等の一覧サイト(就業問題中心)
http://www.oecd.org/employment/youth.htm
〇COUNTRY REVIEWS: INVESTING IN YOUTH
http://www.oecd.org/employment/action-plan-youth.htm
日本編 ”Investing in Youth: Japan”
http://www.oecd.org/els/soc/investing-in-youth-japan-9789264275898-en.htm
(日本版プレスリリース)
https://www.oecd-ilibrary.org/employment/investing-in-youth_24126357
〇EU-OECD Youth Inclusion Project
http://www.oecd.org/development/inclusivesocietiesanddevelopment/youth-inclusion-project.htm
3.高齢者
〇OECD, “Promoting on Age-Inclusion Workforce”(2020)
年齢を超えた労働力の促進についてまとめている。
https://www.oecd.org/publications/promoting-an-age-inclusive-workforce-59752153-en.htm
〇OECD, “Working Better with Age”
高齢者就業関係のデータ、報告書等の一覧サイト
http://www.oecd.org/employment/ageingandemploymentpolicies.htm
〇統合報告書
http://www.oecd.org/els/working-better-with-age-c4d4f66a-en.htm
〇日本“Working Better with Age: Japan ”(2018)
http://www.oecd.org/els/working-better-with-age-c4d4f66a-en.htm
〇諸外国
Working Better with Age: Korea | October 2018
Working Better with Age: United States, | January 2018
Working Better with Age: Denmark | October 2015
Working Better with Age: Poland | March 2015
Working Better with Age: Switzerland | October 2014
Working Better with Age: Netherlands | April 2014
Working Better with Age: France | January 2014
Working Better with Age: Norway | June 2013
http://www.oecd.org/employment/ageingandemploymentpolicies.htm
4.その他
(1)ソーシャルファーム
〇「海外のソーシャルファームの動向」:DINF(障害保健福祉研究情報システム)
((公財)日本障害者リハビリテーション協会)→「会議・セミナー」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf.html
→「ソーシャル・インクルージョン/ソーシャル・ファーム」
〇Social Firms Europe CEFEC website
https://www.socialfirmseurope.org/
欧州におけるソーシャルファームのネットワーク組織。EU28ヶ国中18ヶ国のソーシャルファーム全国組織がメンバーとなっている。
CEFECによる定義は、以下の通り。
(https://socialfirmseurope.org/social-firms/definition/)
①A Social Firm is a business created for the employment of people with a disability or disadvantage in the labour market;
(仮訳)ソーシャルファームは、障害者ないし労働市場において不利な立場にある人々の雇用を創出するためのビジネス。
②It is a business which uses its market-oriented production of goods and services to pursue its social mission (more than 50% of its income should be derived from trade);
(仮訳)ソーシャルファームは、その社会的使命を果たすために、市場指向型の製品、サービスの提供を行うビジネス(収益の50%以上は商業取引から生み出すべきである)。
③A significant number (minimum 30%) of its employees will be people with a disability or other disadvantage in the labour market;
(仮訳)ソーシャルファームの従業員の相当数(最低でも30%以上)が、障害者など労働市場で不利な条件を抱えている人々である。
④Every worker is paid a market rate wage or salary appropriate to the work, whatever their productive capacity;
(仮訳)全労働者は、生産能力にかかわらず、仕事に応じ、市場の相場に従った適切な賃金又は給料を支給される。
⑤Work opportunities should be equal between disadvantaged and non-disadvantaged employees. All employees have the same employment rights and obligations.
(仮訳)労働の機会は、不利な立場にある従業員と不利な立場にない従業員に、平等に与えられなければならない。すべての従業員は、雇用に関して同等の権利と義務を持つ。
(2)LGBTIの動向
〇OECD LGBTI inclusiveness
OECDのLGBTI関係のデータ、報告書等の一覧サイト
http://www.oecd.org/social/lgbti.htm
(注)LGBTIとは、レズビアン(L)ゲイ(G)バイセクシュアル(B)トランスジェンダー(T)インターセックス(I)を示す造語。
〇Marie-Anne Valfort “LGBTI in OECD Countries – A REVIEW”OECD Social, Employment and Migration Working Papers No.198, 2017
http://www.oecd.org/els/soc/LGBTI-in-OECD-Countries-A-Review-Valfort-2017.pdf(5.3MB)
(3)雇用・就業全般
【コロナ関係】
〇OECD, ”Employment Outlook 2021 – Navigating the COVID-19 Crisis and Recovery
(2021年7月)
OECDが毎年で発行している雇用就業分析白書で、2021 年版は、副題を” Navigating the COVID-19 Crisis and Recovery “(新型コロナウィルス 禍の危機と回復を通覧する)とし、
新型コロナウィルス 禍 の世界労働市場動向を全面的に分析している。
https://www.oecd-ilibrary.org/employment/oecd-employment-outlook-2021_5a700c4b-en
〇ILO,“World Employment and Social Outlook Trend 2021″(2021年6月)
2020年には、全世界の全就業時間の8.8%が失われたと推計される等の分析をしている。
https://www.ilo.org/global/research/global-reports/weso/trends2021/WCMS_794452/lang–en/index.htm
〇”The impact of the COVID-19 pandemic on jobs and incomes in G20 economies”(ILO-OECD Covid-19 report)、19th August 2020
https://www.ilo.org/global/docs/WCMS_753607/lang–en/index.htm